le 18 Mars 地震 原発 停電

昨日は子ども調査の再開についてのミーティングのために医学部へ行ってきました。
医学部は計画停電の除外地域ですが、節電のため廊下の照明はなく行き交す人の顔もよく見えない状態でした。子ども調査はスタッフの交通事情も(ガソリンがない、電車の運休などなど)、協力医療機関の事情もあるのですが、様子をみながら少しずつはじめていきましょう、と話しました。
そんなこんなで仕事をすすめていたら大規模停電があるかもしれないからすぐに帰るように、とのアナウンス。とるものもとりあえず、急いで帰宅の途につきましたが、JRは満員の人、人、人。電車はなかなか来ませんでしたが、寒いなかみんなじっと待っていました。

そして今日、バスや電車を乗り継いでやっと出勤。柏キャンパスは停電はなかったのですが、本部が停電しているのでメールやネットは使えないし、節電のため暖房もオフ。
帰宅途中では、駅前地区が停電中。いつもは煌々としているショッピングモールやジム、信号さえも真っ暗で、車のヘッドライトだけが明るい、というはじめての光景でした。

今回の地震原発事故、ガソリンや燃料不足、停電と思いがけないことが目の前で次々と起こって言葉を失うことや戸惑うことが多いですが、被災されている方たちのことを思うと少々のことはなんでもない、と思えます。そして「豊か」ということは気持ちのありようだし、安全のためなら少々我慢もできるとも思えます。

 
 
Spring is in the air        
今日のキャンパスは、風は冷たいけれど春の気配がたくさんみつかりました。地震原発事故も何もなかったように鳥が鳴き、花の香りがただよう幸せな景色が広がっていました。つましい生活でもこれが本当の「豊かさ」なのではと思います。