Poisson d'avril 2018
今年は思いのほか、桜の咲き始めるのも、散りゆくのも早くあっという間に目の前を過ぎていくような感じだったので、いそいで福岡堰(茨城)へ行ってみました。だけど、そう思った人はもちろん私だけではなく、本当に大勢の人がいて車を停める場所もなかったのであきらめて近くの川沿いの道でひっそり咲いている桜を見てきました。
八間堀川という小さな川(たぶん小貝川の支流)沿いに咲いている桜ですが、ずっと並木になっていてとてもきれいでした。
今日は新学期第一日目、去年申請していた研究費が不採択だったことがわかって結構凹んでいます。往生際が悪く、エイプリルフールかもしれない、と思ったり。でもまあこんなこともありますよね。さあ、新しい年度、しっかりやらなければ。
le 5 Mars 2018 Carson McCullers
マッカラーズの「結婚式のメンバー」を読みました。
村上春樹の新訳のものです。
12歳の少女の「気の触れたある夏の日」の心の襞がこんなにも細やかに描かれ、夏の黄昏の空気が感じられる小説であることに心震わせながらすべてのページをいつくしみながら読みました。
カーソンマッカラーズの「心は孤独な狩人」をはじめて読んだのは大学1年生の時。
そういえばあの時にアメリカ小説の面白さに目覚めて、アメリカ小説を専攻したいと思ったのでした。もうずいぶん昔のことですが。
大学で研究者のはしくれに身をおくようになって自分の大学生時代を思い出すとき、なぜあの時、環境や健康というジャンルに気づかなかったんだろう、あの大学の4年間、何を学んでいたのだろう、何も身につかなかったし、時間を無駄にしたのかもしれない、と思うことが度々ありました。
でも今思うと、あのころたくさんの「小説」を読んでいたし、言葉や文章の面白さも美しさも充分味わい楽しんでいたことを思い出しました。
そして今もやっぱり「読むこと」は大好きでとても楽しい!
結婚式のメンバー
カーソン・マッカラーズ 村上春樹訳
「村上柴田翻訳堂」新潮社
le 18 Fev 2018 柏でフレンチ
買い物に行こうと駅前まで出かけたら、車を停めた近くに新しいフレンチレストランができていて、予約なしでもいいかと聞いたらOKということで、なんとなく入ったお店。
小さいけれどきれいな店内、ベートーヴェンのバイオリン協奏曲、美味しいランチを楽しみました。
アミューズ 珍しい形のテリーヌ 3種類の人参がはいっていました
前菜はつぶ貝とウドのマリネ 緑の野菜はアイスプラント
ゆずのジュレが添えてあります パンはホウレンソウのフォッカチャヤ
デザートはミルクシャーベットとレアチーズケーキ、イチゴのソース添え
Cyrano de Bergerac(シラノ)柏市柏
お値段もお財布にやさしく、次はディナーで行きたいな。